地元の中華そば屋台　

From：関谷はやと

僕がいつも読んでいる
新聞の地方ニュース欄に、
『料亭仕込み　中華そば屋台』という、
タイトルを見ただけでも、
お腹が空いてきそうな記事がありました。

ところで、なぜ僕が、
この記事に目が留まったのかというと・・

実は僕が子供の頃、
家から歩いて１０分くらいの場所に
大衆食堂があって、
そこのメニューの一つに
『中華そば』があったんですね〜

まあ、いま思えば、
インスタントラーメン以外のラーメン類を
初めて食べたのが、そのお店の中華そば
だったと思います・・

三つ子の魂・・というのは本当で、

今でもラーメンと言われれば、
中華そばを真っ先にイメージするんですけど、

ただ当時の美味しさに敵う中華そばには、
なかなか出会えないんですよね〜（笑）

そんな訳で、
僕にとっては思い入れのある
『中華そば』の話題だけに、ぜひ
あなたにお話ししたかったんです！

話を戻します・・

愛媛県の東隣に位置する
香川県との県境にある四国中央市で、
元々料亭を営んでいる店主さんが、

コロナ禍によって
閉塞感が漂っている地元を笑顔にしたい、
という思いから、
料亭の敷地内に屋台を設置し、
中華そば屋台を始めたそうです。

ところが、

この店主さん、さすがは料理人です！

やると決めたら徹底してて、
料亭を手伝っている三男さんと一緒に、
３ヶ月かけて四国内のラーメン屋さんを巡り、
味を決めていったというこだわり様です。

そして平日は１００食、
土日は２００食分を、なんと朝の６時から
提供してるそうなんですが（驚）
（１杯５００〜８００円）
料亭仕込みの味が口コミで広がって、
ほぼ毎回売り切れてしまうんだとか・・

しかも、
地産地消にこだわって、
中華そばに使う食材は地元産。

飲食業界といえば、
コロナ禍で最も影響を受けている業種の
１つなのに・・心意気を感じますね〜

しかも、ありがたいことに
毎回売れ切れているということは、
（たぶん）料亭ほどの
売り上げではないにしても、
毎月安定した収益が見込めるはず。

そうやって考えると、
この中華そば屋台は
今回のコロナ禍がもたらした、
『福』なのかも知れません・・

そして日本の、いや世界の各地で、
きっとこれと同じような出来事が
起きていることを信じています。

関谷はやと

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