このニュースを見るたびに・・　

From：関谷はやと

インターネットの車関連ニュースに、

関東地区を中心にレクサスや
トヨタのランドクルーザーといった、
高級乗用車を約２年ほどの間で

２２０台以上も盗んでいたグループが
（７名）このたび逮捕・起訴された。
という記事がありました・・

ちなみに、その被害総額は、
なんと７億円超！？（驚）
平均すると約３００万円以上の
車ばかりを狙った盗難事件です。

ところで、
今回のような事件で盗まれた車が、
その後一体どうなるのかというと・・

主に２つに分かれていて、

まず高年式の車の場合は、
車を丸ごとコンテナに詰めて、
日本車の人気が高い国へと
貨物船で運ばれていきます。

もう一つは、

『ヤード』と呼ばれる敷地で解体され、

部品販売目的で
パーツごとに分けられた後、
これも一定数量にまとまれば、
コンテナに詰められて、
海外へと運ばれていきます・・

しかし、、
こういう車の窃盗事件って、
僕が車業界で仕事を始めた時から、
というか、
それよりずっと以前からありましたが・・

今の車のように
いくらセキュリティーが高度になっても、
無くならないんですよね〜

それもそのはず、
今どきの車って、ほぼ全ての機能が
コンピューターで制御されているため、

点検や修理といった、
メンテナンスの際には
専用端末を接続することによって、
車載のコンピューターに
アクセスできるシステムになっています。

ただ、それはあくまで
点検や修理目的なので、
キーが無いのにエンジンを掛けたり、
車のセキュリティーを解除したりは、
出来ないようになっているんですけど、

ところが、
高度な知識と技術は要しますが、

最初から悪用するつもりで
それらの専用端末に手を加えれば、

車のセキュリティーを解除したり、
キーが無くてもエンジンを掛けたりできる、
新たな装置が作れてしまうんですよ・・

聞くところによると、
新型車が登場してから半年もあれば、
そういった装置が登場するそうです。

しかも、
『車の窃盗』という行為自体が、
それこそ何十年にもわたって、
手を変え品を変え続いている、
ということは、

そういった車を買う側、
つまり市場があるからなので、、

そう考えると、
車の窃盗が一時的に減ることはあっても、
世の中から絶対に無くなるということは、
望んでも無理じゃないのかと・・

なので結局は、
ユーザーが何重にも対策をして、
大切な車を守らなくちゃいけない、

という所に行き着いてしまうんです・・

関谷はやと

　
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