２０４０年にホンダは・・　

From：関谷はやと

いま世界では、
主要な産業国を中心に
二酸化炭素（ＣＯ２）の排出量を
抑制する『カーボンニュートラル』への
取り組みが進められています。

また、その一環として
アメリカの呼びかけで開催された
『気候変動サミット』の
タイミングに合わせたかのように、

自動車業界においては、

つい先日ホンダから、
２０４０年に世界の新車販売の全てを
電気自動車（ＥＶ）と燃料電池車
（ＦＣＶ）に切り替える、
という発表がありました・・

ここで、
いつもこのメルマガを
読んでくれているあなたなら、

きっと気付いてると思いますが、

いま世の中で走っている車を
ただ単に全てＥＶにすれば、
ＣＯ２の排出量が
削減できる訳じゃありません。

というのも、

ＥＶを走らせるのに必要な
電気を発電するために、ＣＯ２の元となる
炭素を含む石油をガンガン使ってしまうと、

せっかくＥＶに切り替えたのに、
かえってＣＯ２排出量の総量が増えた、
なんてことになりますよね・・

なので、今回の発表で
ホンダが伝えたかったことは、

単に車を電動化するだけじゃなく、
エンジン車よりも数段、
燃費効率の良いＥＶを作るために、
自社の経営資源を投入していく、
ということなんですね〜

しかし、全ての新車を
ＥＶまたはＦＣＶにするということは、

ガソリン車ながら
燃費性能に優れた軽自動車までも、
２０４０年にはＥＶになる訳で・・

となると、
今の軽自動車ユーザーが、
２０４０年以降、
新車に買い替えた場合、

ガソリンスタンドでの給油から、
充電ステーションでの充電となり、

あるいは自宅に充電設備を持つとか、
充電器付きの駐車場で
車を保管するようになります。

でもそのためには、
ＥＶを充電できる場所や数が、
今のガソリンスタンド並みに増えてないと、
そもそも無理な話ですし・・

何より、ただでさえ
真夏や真冬は電力不足になるかも！？
みたいな現状で、

電気を作る発電施設はどうするの？
ってなりますよね。

ただ、これって社会インフラなので、
ホンダが１社だけでできる話じゃなく、
世の中全体で取り組んでいかなくちゃ
実現できません。

そうやって考えていくと、
車が電動化に向かっていることは、

僕たちにとっても、
実はすごく身近な事なんですね〜

関谷はやと

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