上海モーターショー
4月19日から
中国で『上海モーターショー』が
開催されています。
ところで、
今回のモーターショーでは、
中国内外の自動車メーカーから
出展されている車のほとんどが、
『電動車』になってるんですけど、
興味深いのは、
これまでのモーターショーなら、
『電動車』といえば、
モーターだけで走行する
電気自動車(EV)よりも、
エンジンとモーターを組み合わせた、
ハイブリッド車(HV)が多くを占め、
特に日本の自動車メーカーでは、
その傾向が強かったんですね。
ところが今回、
2035年には、
全ての新車をHVを含めた
電動車に切り替えることを検討している
という中国政府の方針を反映してか、
ほぼすべてのメーカーから出展される
『電動車』はEVがメインでした。
もちろん、あのトヨタも、
SUVタイプの新型EVを
今回のモーターショーで世界初公開したり、
先日もこのメルマガで紹介した、
高級車ブランド
『レクサス』のEVを出展したりと、
世界中の自動車メーカーが
『電動車両』を中心に
ビジネスを進めている感じがします。
そういった背景もあって、
ある市場調査会社の発表によると、
2035年には、
EVの主要装置となる、
モーターと電源回路とギヤを一体化した
『eアクスル』と呼ばれる装置の需要が、
世界中で、
2019年比の約54倍にあたる
1250万台分の市場にまで拡大する、
という予測が立っているそうです(驚)
ちなみに1250万台という台数は、
昨年1年間で、
日本国内で販売された新車(乗用車)
約453万台のおよそ3倍なので、
車を走らせるための動力源は、
エンジンからモーターへと、
確実に移行していくんでしょうね・・
というのも、
車を開発していく過程において、
今までネックとなっていたのは、
やはりエンジンだったんです。
なぜなら、
エンジンからの排出ガスを
環境に影響を及ぼさないように
コントロールしながら、
なおかつ、
ガソリン1リットルあたりで、
どれだけの距離を走ることができるか?
といった燃費まで考えなくちゃならず、
しかもエンジン内部では、
ガソリンが燃焼しているので、
それが不快な振動とならないよう、
車を開発する際には、
ボディーの構造まで
考慮する必要があったんです。
それが、
元々排気ガスも出さず、
振動の少ない電気モーターなら、
エンジン車よりも簡単に
車が作れるじゃないか!?
特に日本やヨーロッパ、
アメリカの自動車メーカーと比べて、
自国で車を生産し始めてから
まだ歴史の浅い国にある企業が
市場競争に勝とうと思えば、
そういう考えに向かうのも、
ごく自然な成り行きといえます・・
ところが、、
単にモーターで走る車を作るだけなら、
簡単にできるのかも知れませんが・・
この『eアクスル』と呼ばれる装置も、
高性能・省電力にするためには、
エンジンを開発するのと同じくらい、
やはり高い技術力が必要です。
そういった視点で、
今回の上海モーターショーを見てみると、
完成度の高いEVを
いきなり投入することができるトヨタや、
エンジン車の時から
部品や装置を作ってきた企業の技術力が、
際立っている気がしましたね〜
関谷はやと
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