再びバイクに乗る前に・・　

From：関谷はやと

新型コロナウィルスなどの影響で、
自宅で過ごす時間が増えたことから、

『ガレージに眠っていたバイクに再び乗る』

という人が増えているそうです。

たしかに、

今みたいな状況の場合、
以前はよく乗っていたものの、
いつの間にか乗らなくなって、
ガレージに置きっ放しにしていたバイクが、
ある時ふと目に留まったとしたら・・

『じゃあ、いっちょ乗ってやるか〜！』

みたいな気になるのも頷けます。

ところが、

せっかくバイクに乗ろうと、
思い付いてはみたものの・・

乗らずに置いておいた期間によっては、
バイクのエンジンが掛からなかったり、
タイヤの空気圧が減っていたりするので、

乗り始める前には、
メンテナンスが必要なケースもあります。

すると中には、

でもまあ時間もあるので、
乗れるように少しずつ
自分でメンテナンスしていこう、

みたいな人もいたり・・

逆に自分では手に負えないとあきらめて、
バイク店でメンテナンスしてもらおうとか、
この機会にバイクを買い替えよう。

そういった背景から、
全国的に見ると、
中古バイクやメンテナンスに対する需要も
わずかではありますが増えているそうです。

そこで、
バイク店にお任せする場合は別として、
自分でメンテナンスをしたり、
個人間での売買をした場合に、

気を付けておきたいポイントについて
お話ししたいと思います。

まず、さっきもお話ししましたが、

そもそもエンジンが掛からないとか、
タイヤの空気が抜けてペッタンコになっている、
なんて場合は、すぐ分かるケースなので、

対処療法的なメンテナンスをすれば、

エンジンも掛かるようになるし、
タイヤ交換が必要なケースも
あるかも知れませんが、
とりあえず動かすことは可能でしょう。

ところが、、

意外と見落としがちなのが『ブレーキ』で、
特にブレーキフルードと呼ばれる
液体を使った油圧式ブレーキの場合、

長期間、置きっ放しにしていると、
湿気によって油圧を伝達するための
ブレーキフルードが劣化して、

ブレーキ内部の金属部分がサビ付いたり、
ゴム部品の弾力が落ちて
プラスチックのように硬くなってしまいます。

しかも厄介なのは、
ブレーキの場合、

分解してみないと外から見ただけじゃ
これらの劣化が分からないので、

エンジンが掛かったから、とか
タイヤ交換もしたからＯＫだろう！
みたいな感覚でバイクに乗ってしまうと、

いざという時に
ブレーキが効かなかった・・とか、
効くには効いたけど冷や汗ものだった、
なんて目に遭うんですね〜

バイクだけじゃなく
車にも言えることなんですけど・・

トラブルのうちでブレーキだけは、
故障すると止まらなくなることを、
ぜひ覚えておいて下さいね。

関谷はやと

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