大量生産 その2 

From:関谷はやと

前回のメルマガで、
大量生産についてお話ししたところ、
実にジャスト(!?)なタイミングで、

アメリカのEVメーカー『テスラ』の
CEOであるイーロン・マスク氏が
YouTube番組内の対談で
『大量生産の難しさ』について
コメントしていました。

それによると、
プロトタイプ(試作品)を作るだけなら、
クリエイティブで楽しい作業だが、

いざそこから大量生産の段階に進むとなると、

資金・工場用地・スタッフの確保・設備投資、
生産効率・安全や品質・販売・マーケティング
研究開発といった

あらゆる課題に対処しなくちゃならないため、

どのスタートアップ企業も
このハードルを乗り越えられずに断念していた。

ちなみに、
アメリカにおける自動車の大量生産は、
フォード、GMに続いて、およそ100年前に
3番目となったクライスラーが最後なので、

テスラは、実に100年振りに
自動車の大量生産に成功するという
偉業を成し遂げた企業だ。

みたいなコメントでした・・

ところが、皮肉にもテスラは、、
このコメントとちょうど同じタイミングに、

4〜5年前に製造した
およそ13万5千台ものモデルを対象とする
大規模なリコールが発生したんです・・

リコールの内容は
センターコンソールにある、

『メディア・コントロール・ユニット』

と呼ばれる大画面タッチパネルの
内部機能が動作不良によって、

プログラムの書き換えや
アップデートが出来なくなるとのこと。

まあ今どきはテスラに限らず、
他の自動車メーカーのモデルでも、

カーナビやオーディオ、
エアコンの操作パネルを、

中央のタッチパネルに集約しているので、
それなりの台数の不具合が起きてるはずですし、

タッチパネルといっても、
元はタブレット端末と同じようなものなので、
製品自体の耐久性は、
せいぜい4〜5年といったところでしょう・・

そんな背景もあってか、

当初はテスラ自身も
リコール(製品の品質問題)じゃなく
消耗品(耐久性の問題)のように
コメントしていました。

たしかにテスラの言う通り、
製品の耐久性という側面もありますが、

ところが、
テスラに装着されているタッチパネルは、
他の車のようにカーナビやエアコンの
操作に使われてるだけじゃなく、

それ以外の電気制御装置、
例えばバックカメラや
運転アシスト機能の一部といった、
かなりの領域のインフォメーションを
タッチパネルによって
表示・操作しているため、

これが機能しないと、
安全に走行できなくなる恐れが生じます。

つまり、タッチパネルの不具合は、
車の重要な機能に不具合が起きたのと
同じレベルの深刻さです。

そんな訳で、
リコールを届け出る結果となったんですが、、

ただタッチパネルそのものは、
テスラ自身が作ってる訳じゃなく、
他の電気機器メーカーが作ってるはず。

しかし、それが原因で、
今回のリコールにつながったという事は・・

EVや電動車のウィークポイントが
あらためて表面化した出来事だと思います。

関谷はやと

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