提携の話題から先読みしてみました 

From:関谷はやと

車関連のサイトからEV(電気自動車)
に関する興味深い記事を見つけました。

つい先日、6月10日のこと、
ドイツのVW(フォルクス・ワーゲン)と
アメリカのフォードが
商用車の相互供給をはじめ、
EVや自動運転車の開発分野での
提携をしたそうです。

具体的には、VWが箱形バン
フォードはピックアップトラックという具合に、
それぞれが得意なタイプの商用車を
相互供給し合いながら、

さらにEVで先行しているVWが、

フォードのヨーロッパモデル向けに
EV専用の
『ベースシャーシ(車台)』を提供し
合計で800万台もの提携になるんだとか。

ところで、
車業界においては今回のように、

かつてはライバル同士だった企業が、
お互いのメリットを活かすために
提携するケースが増えてるんですけど、

その大きな理由の一つになってるのは、
やはり『車の電動化』だと思います。

というのも、車の構造って、
人間が乗るボディー(車室部分)と、
動力と燃料とタイヤを組み合わせた
シャーシ(車台部分)との、
大きく2つに分けることができ、、

その中で、今までは
ボディーが車全体の外観やスタイル、
シャーシはエンジンや足回りといった具合で、

各自動車メーカーが持っている個性や
技術力を特徴づけていたんですね。

ところが、電動化が進むと、
各社の個性や技術力を最も表現していた
『エンジン』が不要となるので、

その流れでいくと、
もともと見た目だけでは違いが分からない
シャーシを可能な限り共通化できれば、
材料や生産設備、輸送のコストが下がり、

メーカーの特色を出すにも
ボディーだけに集中させることができ、
お互いにとってメリットになりますよね。

しかも、
電動化されたシャーシなら、
ナビやオーディオ、自動運転のための
各種センサー類といった
車内の電装品に電気を供給するのも、
配線をつなぐだけで済むんです。

すると、
自動車メーカー同士が
技術や資金を出し合って、
共通のシャーシを開発、製造し、

それぞれの自動車メーカーは
自社モデルのボディー部分だけ作れば、
メーカーとして、
自分たちの特色を出せるようになります。

なので、もし、
自分たちでボディーを作ることができたら、
大手メーカーから
シャーシだけを購入すれば、
それで車が作れてしまうような時代が、
やって来るのかも知れません。

ただ、そのためには安全性や品質を
確保するのが絶対条件ですが、

車を作るためのハードル自体も
低くなってるような気がしますね〜

関谷はやと

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