『おでん』　

From：関谷はやと

まったく個人的な話なんですけど・・
ふと気がつけば、今月僕は『コンビニ』で
ほとんど買い物をしてませんでした。

それまでの僕は、
新商品やサービスの『リサーチ』と称して、
また夕方、現場仕事をやってるような
お客様の会社を訪問する前に
『手土産ドリンク』を買って行ったりと、
色々利用させてもらってたんですが・・

といっても、コンビニに行くのが
別に飽きた訳じゃないですよ（笑）

その理由は、今まで僕自身がやってた
仕事内容を大きく変えたこともあって、
気がつけばコンビニに行ってなかった・・
という感じですかね〜

と、そんな風に、
しばらくご無沙汰してる間に、
コンビニ業界では、
冬の定番メニュー『おでん』をめぐって、
色々と試行錯誤してるとのニュースが！

今朝インターネットニュースを見ていたら、
最大手のセブンイレブンでは、
東京都内の一部店舗で、
『本年度からおでんの販売を中止します』
『セールも行いません』
という案内が出されたそうです。

その理由として、
売れ残った『おでん』を廃棄することに

この店舗のオーナーさんが
『心を痛めていた』とのことで、

いくらビジネスとはいえ、これ以上、
食べ物を無駄に捨てることはできない、
そう思って決断したように
記事には書かれてありました。

さらにその背景には、
おでんの場合『調理』が発生するため、
当然品質管理が必要ですし、
それができる人材の確保も
店舗運営の課題になるため、

あったかい状態ですぐ食べられる
『おでん』のようなアイテムは
見直さざるを得なかったようです。

この記事を読んで思い出したんですけど、
その昔、といっても、
僕が子供だった頃って、
『コンビニ』といえば冷めた幕の内弁当が、
スーパーの倍くらいの値段で並んでて、

それでも、
深夜営業をやってるという理由だけで、

長距離トラックのドライバーさんや
夜間勤務の人たちにとっては
本当に有難がって買って行く、
というのがコンビニでした。

それを、、
今まで地元の小さな商店やスーパーが
取り扱ってたアイテムにまで手を広げた結果、
僕が住んでいる松山でも、
人の往来が多い場所では、
ほぼ３００ｍおきにコンビニが
立ち並んでいるような状態になりました。

これでたしかに便利になって、
値段もスーパーと変わらない程度にまで
安くなりましたが・・

でもその舞台裏では、そこで働く人や
廃棄される食べ物といった問題が、
ビジネスの収益性がどうこう・・という以上に
大きく表面化してきたんだと思います。

これを僕たち
『お客さん目線』で見てみると
『ありがたさ』の基準が変わってきて、
コンビニの存在自体も
変換点に来てるんでしょうね〜

まあ、、
『おでん』が中止になること自体は
ちょっと残念な気がしますが、

それでも僕が子供だった頃に戻っただけだと、

そう考えれば、もしかしたら、
『おでん屋台』のようなお店や
町内にあった小さな商店や
地元のスーパーマーケットなんてお店が、
近いうちに形を変えて復活して、

その方がこれからの時代は、
『有難がられる存在』
になってくるのかも知れません。

もし、あなたが住んでいる街のコンビニに
おでんが並んでたら、
今日のメルマガを思い出してみてください。

関谷はやと

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