(タイヤの溝だけに)深〜い話
From:関谷はやと
前回のメルマガでは、
イギリスの車事情を紹介しながら
タイヤに付けられている
溝の深さについて話しましたが、、
憶えてくれてますか?
『・・・!?』(憶えてないよ)
(僕)『えっ・・泣』
ちなみに、
イギリスでも日本でも
タイヤの溝の使用限度は
1.6mmと決められていて、
日本の場合は、
道路運送車両法という法律の中にある
保安基準で、
タイヤの溝が1.6mmまですり減ってしまうと、
道路を走っちゃいけないことになっています。
なので、もちろん車検にも受かりません。
理由は、
走行中にハンドルを取られてスリップしたり、
ブレーキが効かなくなって危険だからです。
ところが、、
自動車レースを観てた時に、
気づいた人がいるかも知れませんが・・
4輪車レースの最高峰といわれてる
『F1(フォーミュラ・ワン)』で
装着されているタイヤって、
元々溝が付けられてない
『ツルツル』の状態なんですよね・・(驚)
これを専門用語では
『スリックタイヤ』と呼ぶんですが、
まあ、F1マシンで
一般道を走る訳じゃないので、
別にいいっちゃいいんですけど・・
でも、溝の無いタイヤだと、
『車検に受からんやないか!?怒』
とツッコミたくなりますよね〜(笑)
ただですね、、
これにはいくつか技術的な理由があって、
まず一つは、
F1マシンって、限られた条件のもとで、
最大限の性能を発揮するように作られています。
そこで、
タイヤと路面が接する面積は
少しでも広くした方が、より多くの力を
路面に伝えることができます。
すると、、
もしタイヤに溝が付けられていたら、
その分、力が伝えられなくなりますよね。
なので溝が付いてないんですね〜
でもそれだと、
溝のないタイヤでハンドルを取られたり、
スリップしてブレーキが効かなくなったり、
そんな風にはならないの?って・・
もちろんなります!(驚)
ただし僕たちのように、
一般道路しか走ったことがないドライバーは、
という前提ですが・・
じゃあ、何でF1レースのドライバーは
ハンドルを取られたりスリップしたりしないの?
これこそ『テクニック』のなせるもので、
ハンドルやブレーキをコントロールしながら、
その上で車の動力を最大限に引き出して、
驚異的なスピードで走ってるんですね〜
それと、、
もう一つはタイヤそのものの材質が、
一般道路を走るタイヤとは大きく違うことです。
まあ、タイヤに求める性能が違うので
当然といえば当然ですが・・
でも、、たとえF1用のタイヤといっても、
雨天時には『グルーブド・タイヤ』と呼ばれる
溝の付いたタイヤが使われるんですよ。
その理由はもちろん、タイヤの溝が
コース上(路面)の雨水を排出して、
タイヤと路面を直接接地させるためです。
という訳で、
タイヤに付けられている溝というのが、
いかに大切かが分かってもらえれば、
あなたの車に装着されているタイヤにも
愛着が湧いてくると思います!
関谷はやと
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