抜け駆けしたのは、どいつだ!? 

From:関谷はやと

ある年代以上の方と
カーオーディオの話をしていると、
決まって話題になるのが、
『8トラック(通称ハチトラ)』という、

昭和50年代くらいまでが、
(〜1970年代後半あたり)
全盛期だったタイプのカセットテープで、
オーディオに差し込んでも、
カセットのボディー3分の1くらいが、
飛び出したままで作動するという、
何ともユニークなスタイルでした。

その後、僕が自分で
車のハンドルを握り始めたときには、
すでに現在のカセットテープになっていて、

当時は、
カーオーディオを構成する
コンポーネントという意味で、
『カーコンポ』
などと呼ばれてましたね。

さらに、
CD(コンパクトディスク)が登場し、
平成10年代(2000年頃)までは
カセット+CDを組み合わせた
カーオーディオの全盛期で、

その後はitunesのような、
デジタルデータを直接通信できるタイプの
オーディオが主流になり、

8トラックのテープから
itunesへと移り変わるにつけ、
一つのメディアに記録できる音楽数も
100倍以上と急激に増えましたよね。

それと同時に、
カーオーディオそのものも
当然変わることになるんですが・・

今回は、
そのサイズ(大きさ)に焦点を当てて、
見ていきたいと思います。

まず順番として、
8トラックやカセットテープ全盛期の頃は、
オーディオ本体の幅が15センチほどでした。

これは日本車の
運転席側のメーターパネルと、
助手席側のグローブボックスの間にある
センターコンソールと呼ばれる部分から、
ちょうどよいサイズとして
割り出されたものだと思っていますが・・

どころがその後、
カセットテープ(6センチ)よりも
差し込み幅が広くなったCD(12センチ)
の登場によって、オーディオ本体の幅も
約18センチへと広がっていきました。

実は厳密にいうと7インチ
(17.8センチ)なんですが、
これはドイツで使われてた
『DIN(ディン)規格』と呼ばれる、
当初はドイツ車独自のものでしたが、
世界中に普及していったため、

その後、これが基準となって、
ISO(国際規格)として採用され、
日本のカーオーディオも、
やがてこのサイズに統一されることに。

ところがドイツは、
あろうことかDIN規格が
世界中で採用されてるにもかかわらず、

その後しばらくすると、
ワイド2DINなどと称して(20センチ)
さらにオーディオの幅を広くした
独自サイズのものを装着し始めたんですね〜

もう一度言いますが、
ドイツ発のDIN規格カーオーディオは、
世界標準(国際規格)の
『言い出しっぺ』なんですよ!

この『抜け駆け』のせいで、
ドイツ車に乗ってる
日本のユーザーが装着する、
カーオーディオの選択肢の幅を、
どれだけ狭くしてしまったことか・・(笑)

しかし、、
ドイツ車の室内デザイナーが、
単にわがままなのか、

ドイツという国が、
他国の事情など考えずに
我が道を行ってるのか、
理由は分かりませんが・・

カーオーディオを扱ってる人たちの間では、
けっこう有名なエピソードなんですよ。

関谷はやと

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