最も長い5秒 

From:関谷はやと

以前にもこのメルマガでお話ししましたが、
動画投稿サイト『YouTube』の
動画を見ていると、
映像が流れている途中で
内容とは全く関係のない
『CM』が入ることがあります。

たしかにまあ、
視聴回数の多い動画に
CMを入れたくなるスポンサーの気持ちも
分からなくはないんですが・・

ただ、視聴する側からしたら、

本題の途中で
いきなり画面が切り替わって、

どんなことがあっても5秒間は
強制的に見なくちゃいけないときの
あの何とも言えない
テンションの下がり具合は、

『最も長く感じる5秒間』の
トップ3に必ず入るくらい、
僕は今でも慣れることができません・・

おまけに、
『CMを外したきゃ料金を払え!』
みたいな態度も、ランキングを
上位キープするのに十分な要素です(苦笑)

なので、
逆の言い方をすると、
YouTubeに限らず

テレビ番組でも
本題とCMがうまくつながってるな〜
と思えたような場合は、
見た後の満足感というか
充実感が残って、早く続きが見たい!
となるのは僕だけでしょうか?

ただ、人前でこんな話をすると、

『5秒が待てないなんて、どれだけ
いらち(せっかち)なんですか!?』

と大阪から来た人に言われるくらいです。
(大阪に住んでる方スイマセン・・)

でも、せっかくなら、
僕のような『いらち』のために、
番組とCMをマッチングさせてくれるような
便利な機能を、人工知能とか、
そういったのを活かして欲しいなあ・・
などと思ってます(笑)

ところが、、
僕みたいな『いらち』は、
特別せっかちなんだろうか?というと、
実はそんなでもなく・・

あるビジネス系のブログを読んでいた時、

『現代人の集中力は金魚よりも低い!』

という記事を目にしたんです。

人の集中力が続く時間を調査した
アメリカのマイクロソフトによると、

2000年の調査で12秒だったのが、
2013年には30%も低下していて
何と、たったの8秒!(驚)

これって
9秒の金魚よりも低いんだそうです・・

どういった方法で調査したんだ?

というのは専門的な話なんで、
ここでは触れませんが・・

YouTubeの
『5秒CM』の話に戻ると、

現代人にとっては、
無関係なCMが入ってきても、
なんとか我慢して見てもらえる
ギリギリの時間が
たぶん『5秒』なんでしょうね〜

そこで、もしCMを提供する側が、
この調査結果を知ってて
強制視聴時間を『5秒』に設定してるなら、
悪いことは言いません・・

僕みたいな視聴者にお金をかけて
『5秒』を提供するよりも、

CMを提供する番組の選定も含めて、
5秒以上見てもらえるCM制作に
お金をかけた方が、
絶対に効果的だと思います。

関谷はやと

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