夏なのに!?そんなはずは・・
From:関谷はやと
『夏にバッテリーが上がる?
そんな訳ないやろ〜!』
今でこそ世の中の理解を
得られるようになりましたが、
今からおよそ30年ほど前、
僕がメカニックになりたての頃は、
ユーザーとの間で
上記のようなやり取りと、
その理由を説明するのが、
夏の風物詩だったんですよ。
ここで、あなたにとっては
別にどっちでもいい話題
かも知れませんが・・
いまキーボードで
『メカニック』と打とうとしたら、
誤って『メカ忍苦』となりました。
何だかこの先の結末を予感させるような・・
しかし、最近のパソコンの変換機能って、
ウケ狙いやろ!?っていうのが
結構あるような気がしませんか?(笑)
スイマセン、、話を戻しますね。
というのも当時の車は、
今ほど電気を必要とする装置や
付属品も付いてなかったので、
車用のバッテリーも、
エンジンを始動させるのが主な目的、
みたいな位置付けだったんです。
なので、
エンジンさえかかってしまえば、
後はエンジンに付属してるダイナモ
(オルタネータ・発電機)がはたらいて、
走行中は、ほぼずっとバッテリーを
充電してくれてたんですね〜
そのため今の車のように、
電気を使い過ぎてバッテリーが弱る、
(充電されるよりも消費する方が多い、の意味)
なんてことがあまりなく、
冬場や低温時といった、
バッテリー本体そのものに対して、
過酷となる周辺条件の場合に
ダメになるケースがほとんどだったんです。
じゃあ、何で今は
夏場にバッテリーが上がるのか?
その一番の要因は何といっても、
『カーエアコン』の装着率が、
この30年の間で、
ほぼ100%になったことでしょうね。
例えば、
燃費の話をしてても、一昔前は
『エアコンを使うと燃費が落ちる』
なんて言われるくらい、
カーエアコンが特別視されてました。
しかも、
カーエアコンって冷気を作るため、
エンジンの動力を使って、
コンプレッサー(圧縮機)を
作動させるんですけど、
その際、大量の電気が必要なんです。
そのため、
エンジンからバッテリーに充電するよりも、
エアコンを作動させるために、
バッテリーの電気を消費する方が、
あまりにも多くなると
バッテリーが弱ってしまうんですね。
さらに、
この30年の間に夏場の気温が
かなり高くなったことで、
実はバッテリーは寒い時だけじゃなく、
高温にも弱いことが表面化したんです・・
確かに、充電し過ぎたりすると、
バッテリー内部の化学反応が
活発になり過ぎる結果、過熱して、
電気を発生させる能力も
下がってくるんですが、
バッテリーの周辺温度が、
充電しなくても
それに近いくらい
高くなってしまうことも、
『夏場なのにバッテリーが上がってしまう』
という現象に拍車をかけたんです・・
ちなみに、
僕が住んでいる松山では、
このメルマガを書いている
今日(7月22日)の時点でも
まだ梅雨が明けてませんが、
それでも蒸し暑さがハンパないため、
ほとんどの車のカーエアコンは
常時作動させたままです。
なのでバッテリーが原因で
夏場にエンジンがストップするような
トラブルに見舞われると、
命の危険すらありますので、
ここはやはり、
三栄自動車でバッテリーの点検を
やっておくのがいいでしょうね〜(笑)
関谷はやと
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