日本発の世界初 

From:関谷はやと

以前このメルマガで、
昨年9月に発表され翌10月に発売された
新型レクサスの『ESシリーズ』には、
側後方の景色をカメラでとらえて
車内のモニターに映し出す方式の
『デジタルアウターミラー』
(以下電子ドアミラー)が
世界初で装着されたというお話しをしました。

ところが、
実はそれよりも1か月前に、
ドイツのアウディが発表する予定だった
新型EV『eーtron(イートロン)』には、

レクサスと同じ方式の電子ドアミラーが、
『バーチャルミラー』という名称で
搭載されてたんですね〜(驚)

しかしアウディは、
ディーゼル車の排気ガスデータ不正問題で
会社のトップが逮捕されたため
発表そのものも延期になったんだそうです・・

ちなみに現在のところ
電子ドアミラーで公道走行がOKなのは、
なんと日本のみ!(驚)

つまり日本製のレクサスにとっては
間一髪のところで『日本発の世界初』を
逃してしまう所だったんですね〜

しかし、
そんなタイトなスケジュールが影響したのか・・

レクサスの電子ミラーを見てみると、
視界を遮るような格好で、
フロントピラー(柱)の付け根部分に
映像を映し出すモニターが装着されてて、

いかにも後付け的な装着位置で、
まあレクサスにしては詰めが今一つ・・
な感じだったんですが、

それに対しアウディの方は、
視界の確保を最優先にする格好で
前ドアの内側パネルにモニターを
装着してたので、位置だけでいくと、
断然こっちの方がいいんです・・

ところで、
電子ドアミラーのメリットというのは、
側後方の景色を1枚の鏡じゃなく、
カメラを通してモニターに映し出してるため、
映像の明るさ調整ができるんですよね〜

なので、特に夜間や雨降りのように
周囲の景色がぼんやりとして
見えづらいときなどの視認性は
格段に良くなります。

ただサイドミラーとしての機能上、

ドアから少し離れた位置に
カメラを装着する必要があるため
電話の受話器みたいな形状のカメラに
なってしまうので、あのデザインだけは
今後の課題ですね〜(泣)

また、
従来からの鏡タイプのサイドミラーなら、
側後方に移るものをとらえるのに、
顔を動かして角度を変えれば、
見ることができますが、

その反面、電子ドアミラーの場合は
映し出す角度を変えるために、
都度カメラの向きを
操作しなくちゃいけないのが不便です。

かといって走行中に操作するのも、
ちょっと危ない感じがしますし・・

そこで思ったのが、、
ある程度の信頼性が確立できるまでは、

従来通り電気的なものを介さない、
シンプルな鏡タイプのサイドミラーと
最先端技術を介した電子ミラーの
両方を装着したハイブリッドも
一つの手じゃないかと・・

まあその分コストはかかりますが・・

それでも、
レクサスに乗るようなユーザーだったら、
信頼性を高めるための手段として、
ある程度は理解してくれると思います。

そこは何といっても
『日本発の世界初』な技術ですから!

関谷はやと

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