『５Ｇ』でどうなるん？　

From：関谷はやと

先日のメルマガで、
超高速大容量のデータを
瞬時に送受信することが可能な、
第５世代移動通信システム

通称『５Ｇ』を、
２０２０年の実用化を目指して、
通信会社各社が取り組んでいます。

ところで、、
５Ｇが実用化されることで、
『何がどう変わるん？』
そう思ってる人も多いはずなので、

『どんなことができるかな』というのを、
あなたと一緒に考えてみたいと思います。

この最近、
ニュース番組などを見てると、
画面の中の映像が立体的に見えたり、

また、自分が見たい部分を
ピンポイントでフォーカス出来たりと、
『５Ｇの映像はこうなります！』
みたいなのを紹介していますよね。

こうやって５Ｇ技術を使って
実際の映像をデータ化して送受信し、
それを再び画面の中の映像にするのは
意外とみんながやってることなんで、

『今より臨場感が増すんですね』

程度のことは何となく伝わってきます。

でも、
映像や音声がものすごくリアルになって、
いくら臨場感が増したとしても、、

その場にいることで得られる
『空気感』みたいなのだけは、
どうしても伝えにくいんです・・

なぜなら、
そこに空気を感じるための
『匂い』が存在しないからです。

たしかに匂いだけは、
普通に考えても、
その場から離れていくに従って、
だんだんと届かなくなる性質のものなんで、
当たり前といえば当たり前です。

例えばグルメ番組を見てて、
画面の中の料理が『美味しそうだな〜！』
というのは伝わってきても、

それはあくまで見てる側が、
その料理に近いものを、
今までに食べたことがあるかないか、
という経験が基準になって、
初めて伝わることなんで、

もし、その人が今までに、
口にしたことがない種類の料理だったら、
『美味しそうだな〜』というのは、
絶対に伝わりませんよね。

そう考えると、
どんなに伝えようとしても、
今までの経験から得たイメージの範囲が、
映像の限界ということになります。

ところが！

もしその映像に
『匂い』を付け加えることができれば？
先ほどのグルメ番組だって、
今までより１００倍リアルに伝わるはず。

そりゃあ分かるけど・・でも相手が、
どれだけ離れてるかも分からないのに、
一体どうやって伝えたらいいの？

そこで『５Ｇ』の登場です！

例えば匂いの成分を、
何かの方法で分析さえできれば、
そのデータを映像と一緒に送信できます。

すると今度は受信する側が、
あらかじめ匂いの成分の
元になる物質を揃えておくことで、
受信したデータから『匂い』を作って、
それを映像と一緒に放てば、まさに！

『ＶＲグルメ番組』の出来上がりです！
（ＶＲ＝バーチャル・リアリティ）

ただし、、
料理なら何でもいいのか？というと
そうじゃなく、美味しい料理だとか、
良い香りのするものだけに限定しないと、

例えば干物や納豆など、
匂いの強烈なのをＶＲで再現してしまうと、
エラいことになってしまうので、
注意が必要です（笑）

関谷はやと

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