合格発表！　

From：関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

ちょっと前にこのメルマガで、

僕が自動車整備士試験の
『試験委員』として立会いを
やったお話しをしましたが、

今日の車業界向け日刊紙に、
その時の結果が掲載されてました。

ちなみに、
今回の試験に受験者数は、
全国で９１８４人でした。

この中には複数の科目を同時に受験する
『併願』も含まれていますが、

合格者数は『５４００人』
率にすると５８．８％・・
約６割の人が合格している計算です。

一応、整備士という資格も
『士業（しぎょう）』なんで、
この合格率なら、
かなり高い方じゃないかな〜と、
個人的には思ってます。

でも高いとはいえ、
定員が決まってる試験でもないので、
これで必ずしも、
満足のいく数字だとは思ってません！

なぜなら、、

どの資格試験にも『過去問題集』
みたいなのがあると思いますが、

自動車整備士の場合も、
それを繰り返し解いておけば、

ほぼ似たような問題が出題されるので、
『引っ掛け問題』や『うっかり狙い』
にさえハマらなかったら、

大抵は合格ラインに乗れるんで、

本当なら、もっと合格率が
高くなくちゃダメなんです！

しかし・・
不合格になる人のほとんどは、
資格試験自体を甘く見てるのか、

過去問題にも、
ほとんど手を付けずに、
ぶっつけ本番で試験に臨んで、
あえなく撃沈・・という感じです。

だいたい、
そういった人の理由というか、
『言い訳』は分かってますよ！

『勉強する時間が足りなかった・・』

『今回は特に難しかった・・』

たしかに、
実際に現場で仕事をしてる人の場合、

まず勉強に使える時間を作ることから
始めないといけませんからね〜

ただし、
先日お話しした中に登場した、
学生さんの場合は、
勉強する時間は十分あるはずなんで、

こっちは論外ですよ。

まあ、あえて厳しい言い方をすると、

それって資格取得とか、
ひいては仕事に対する『熱意』が、
まずあるかないか・・だと思うんです。

人間って面白いもので、
熱意があれば、
多少しんどいことでも頑張れますし、
それ自体を楽しめます。

これは自分の好きなことや、
趣味に例えてみると、、
分かりやすいと思います。

反対に、
熱意がなければどうなるか・・？は、

いつもこのメルマガを読んでくれている
あなたなら、想像がつきますよね。

ところがです！

事はそう簡単な話じゃなく、
実はいま、、
自動車整備（メカニック）に限らず、
製造業、建設業、農林水産業など、
特に『現場仕事』で成り立ってる業種では、

熱意どころか、
その手前の段階『働く人』の確保で、
苦労しているのが現状です。

となると、、

まず経営する側から、
意識を変えていかなくちゃいけません・・

つまり『現場』を、
どれだけ楽しめるところにできるか？
に『熱意』を注ぐことだと思います。

もちろん、
僕たちメカニックの場合は、
『安全が第一』なんで、
そこは押さえた上での話です。

そうやって考えていくと、
そもそも『楽しい』とは何ぞや・・？
となってくる訳で、、

すると、
『お客様（あなた）に喜んでもらうこと』に、
たどり着くんじゃないかな〜と、

じゃあ、
そんな仕事がやりたいという人材は？
というと、実はそういう人なら、
世の中にたくさんいるんです。

なので、よ〜く考えると、
世間で言われてる
『働く人』がいない状況っていうのは、

経営する側の意識に、
『無い物ねだり』とか『宝探し』
みたいな部分も少なからずあって、

それも問題のような気がします。

今回、不合格者に向けて、

『頑張って勉強して下さい！』
と言うつもりでしたが、、

結局、僕自身の反省の場に・・

ところで最近では、
こういう結末を
『ブーメラン』って呼ぶらしいですね〜（笑）

関谷はやと

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