ある中華料理屋さんの話
From:関谷はやと
三栄自動車の事務所にて。
自動車業界向けの日刊紙に、
三栄自動車のような自動車業向けに
『コンサルタント』をやっている方が
週一くらいのペースで記事を寄せています。
数々の記事から推測してみると、この方、
元々は車のセールスマンだったらしく、
都市部の大きな規模のディーラーで、
店長さんあたりの役職まで経験された方のようです・・
おまけに、
セールスマンとしても店長という管理職にしても、
かなりの台数を販売していたそうなので、
自動車セールスにおいては『成功者』だと言えます。
で現在はというと、
そのディーラーを退職したのち、
自動車業界に関わるビジネスの中でも特に、
『接客』と呼ばれる部分での、
指導やコンサルタントをされています。
なので、仕事以外でも、
自分が利用するお店や訪れる場所は、
常に『仕事目線』で見るようになるんだとか・・
もちろん僕よりは年上にあたる方で、
直接会ったこともないですが、
この方の書いた記事を読んでいると、
たぶん普段のコンサルタントや指導先でも、
『湯呑みの向きはこうだろっ!』みたいな、
けっこう厳しい指導をされてるんじゃないのかと・・
こんな感じのエピソードが、
ちょくちょく登場するんで大体の雰囲気は掴めます。
まあ、、大事なことには違いありませんが・・
ちなみに『湯呑みの向き』の話は、
あなたに分かりやすくするために、
僕が受けた印象を表現したものですが、
実際にはもっと辛口、、もとい大事な、
僕たちに為になることを書いてます。
まあ週一で読んでいると、
『また来たぞ〜』みたいな感じにもなり、
なので最近は、僕も慣れてきて、
アニメのサザエさんに登場する、
『波平さん』に
カミナリを落とされたくらいにはなりましたね。
何かよう分かりませんが・・
しかしですね〜、こういう方って、
なんというか、見透かされているような気がして、
ハッキリ言って僕は苦手です!(笑)
あっ、でもですね・・
実際に会うと楽しい人なのかも知れませんよ。
って、今さらフォローになってないですね。
ところで、
その辛口のコンサルタントの方が、
今回もやってくれました(笑)
ちなみに今回のタイトルは、
『なぜ、評判の中華料理店は残念だったのか?』
モロ直球のタイトルでしょう、ハイ・・
内容は、とある訪問先の、
地元でも美味しいと評判の中華料理屋さんで、
お昼にしようと店先で足を止めた時、
『1人ですべての料理を作っているため、
時間がかかりますが悪しからず・・』
みたいな張り紙がしてあった所からです。
冒頭からイヤな予感がしたんでハッキリ言いますよ!
『やめときなって〜』
結果はまあ、その張り紙どおりで、
昼の食事時ということもあって、
次々とやって来るお客さんの混雑に加え、
配膳の人たちの動き(オペレーション)も、
システム化されてないのが原因で、
食事の提供までに、ものすごく時間がかかった・・
美味しいだけに残念だった・・と。
筆者の気持ちを代弁すると、
『オペレーションを改善せいよ!(怒)』
なんだと・・
確かに飲食業でなくても、
段取りの悪い所があれば改善すべきですし、
それ自体は僕も否定もしません・・
しかし、この方は、
ある部分で重大な見落としをやっています。
それが・・
『それでもひっきりなしにお客さんが来てる』
という事実です。
つまり理由はどうあれ、お客さんが、
『その状態を受け入れている』ということは、
この中華料理店の店主さんは、
間違いなく狙ってないはずでしょうが・・
それ自体が『お店の売り』、
つまり個性なんじゃないかと思います。
それにもしかしたら、この店主さんは、
混沌として、何もかもがゴチャゴチャした状態が、
好きなのかも知れません。
だとすると、、
料理の提供がイライラするくらい遅くても、
料理の美味しさが、それを上回っていて、しかも、
お客さんがひっきりなしに来てくれるんだったら、
いちお客さんとしても、コンサルタントしても、
その状態を、
理解してあげんとダメなんじゃないかと・・
その証拠に、
美味しいけど1万円札が何枚も要るような、
超人気があるフランス料理店だったら、
オペレーションのせいで30分待たされたって、
文句を言う人なんて、あまりいないはずです。
この方の考える通り、
すべての飲食店が、スムーズな配膳をし、
価格に見合う味とサービスを提供するのがベストで、
それが、
お客さんから支持される飲食店のあるべき姿だと・・
言いたいのは分かりますが、
コンサルタントなら、
その店の個性を売りつつ、お客さんを増やす方法にも、
ページを割いて書いて欲しいなあと思いました。
関谷はやと
PS.
このメルマガを、
件のコンサルタントの方がもし読んでたら・・
きっとコンサルタントだけに、
『自分のことをタダで使うな!』
『ちゃんとコンサルタント・フィーを払えっ!』って、
めちゃくちゃ怒って来るでしょうね〜(笑)
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