自転車に装着されたもの
From：関谷はやと
三栄自動車の事務所にて。
中国で自転車に乗っている人の写真を見て・・
先進国と呼ばれる地域と比べて、
安い人件費をバックに、
世界中の企業から生産を請け負い、
経済発展と工業化が進んだのは良かったんですけど、
それを優先するあまり、
環境への対応が後回しになってしまいました・・
そのせいで、
環境汚染が深刻な国々にとって、
『きれいな空気』や『きれいな水』、
『自然環境』を手に入れようとすると、
これまた逆に、
高いコストがかかってしまう、
という結果になりました。
しかし、
この日本もかつては、
発展途上の間に、
環境汚染が原因とされる、
さまざまな被害が発生しました。
その反省から環境へ取り組みを行った結果、
やっとこの最近少しずつですが、
『きれいな空気』や『きれいな水』、
『自然環境』を取り戻しつつあります。
ちなみに、
いま現在、大気汚染が進んで、
深刻な問題を抱えている国を例に挙げると、
やはり中国とインドでしょう・・
そんな中、
オランダのとある工業デザイン会社が、
大気汚染で悩む中国に向けて、
自転車用の『空気清浄器』を作りました。
どんなものかというと、
直径３０センチくらいの羽根（空気清浄器）を
自転車のハンドル付け根に装着し、
前方から吸い込んだ空気をろ過したあと、
きれいにした空気を、
運転手の顔めがけて吹き付ける、
という仕組みです。
余談ですが中国って、
言わずと知れた『自転車大国』です。
まあこれは都市の平野部に限りますが・・
またオランダも独特な地形から、
やはり自転車が広く使われています。
自転車用空気清浄器を
オランダの企業が作ったのも、
そういった関係なのか、
たまたまなのかどうかは知りませんが、
とにかく自転車にまで『空気清浄器』が、
装着されようとしているんですね〜
ところで、
環境問題を意識するようになったことで、
日本でも『ミネラルウォーター』など、
飲み水への関心が急激に高まりました。
最近では、
『ペットボトルの水しか飲まない』
といった人がいても別に珍しくありません・・
また水と同じく大切な『空気』にも、
やはり関心を寄せる人が増えて来て、
車のエアコンにも、
以前は高級車にしか装着されていなかった、
車内の空気をろ過するための『フィルター』が、
ほぼすべての車に装着されるようになりました。
ということは、
車内の空気を快適に保つためには、
この『フィルター』を定期的に清掃、
または交換をする必要があって、
三栄自動車のように、
車の整備をやっている所にとって、
今ではほとんど故障しなくなった、
『エアコン整備』に代わるメンテナンス
となっています。
しかし、
すべてにおいて
『さらに、もっときれいな環境を』
と求め続けてしまうと、
たとえば日本に住んでいる人が、
さっきのような、
環境汚染が深刻な地域に行ってしまうと、
現地に足を踏み入れただけで、
その場で倒れてしまうんじゃないかと・・
そうすると、この次に来るのは、
現地へ訪れる人向けに、
徐々に身体を現地の環境に慣らしていく、
といったようなサービスを提供する、、
ある意味危険なビジネスが現れるのかな・・
とも思ったりします・・
行く場所によったら命懸けですよね。
まあ言うなれば、
風土病にかからないための、
『予防接種』みたいなイメージですね。
こんな風に、
環境が変化したり、悪化したら、
それはそれでビジネスになってしまうという、
なんとも皮肉な話です。
だからと言って、
車のエアコンについているフィルターを、
交換しなくていいんだ、
という話じゃありませんよ(笑)
やはり取り換えた方が、
車内の空気もスッキリとして、
快適なドライブができます。
ちなみに三栄自動車では、
ニオイの元となる室内機の洗浄や、
室内全体を『オゾン脱臭』して、
より快適な車内にするというメニューもあります。
関谷はやと
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