左側通行と右側通行 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

この間から、

三栄自動車前の道路で交通事故が多発しています。

つい先日も、

三栄自動車に右折で進入して来ようとした車が、

対向車の脇をすり抜けてきた原付バイクと衝突し、

救急車を呼ぶ事態に・・

対向車が進路を譲ってくれると、

心情として、
どうしても早くその場を通過しようとします。

対向車にお礼をしながら通過しようとしたばっかりに、

先ほどの『脇からバイク』を、
うっかりと見落としてしまって、

事故につながるというケースです。

通称『サンキュー事故』と呼ばれるこの事故、

交通事故の中でも、
割と多い部類の事故のようです。

ぜひお気を付け下さい・・

ところで、日本の自動車って、

道路を左側通行していますよね。

先ほど例に出した事故の場合も、

右折時に対向車が進路を譲ってくれる、

ということから、
当然ですが左側通行だということが分かります。

もし日本の道路が『車は右側通行』となっていたら、

今回のような事故はなく、

代わりに右折時に並走していたバイクを巻き込む・・

という事故が考えられます。

この辺りの表現は、

実際に車やバイクを運転したことある人じゃないと、

ちょっとイメージしづらいかも知れませんが・・

で今回、

僕が何を話題にしようとしているのかというと、

『そもそも何で日本は左側通行なん?』

といった素朴な疑問が沸き起こったからなんです。

僕は、

車業界のビジネスに携わって30年ほどになりますが、

実のところ今でも、この疑問に、

『これだ!』

という答えを見つけられずにいます。

ちなみに、

昔の日本では人の通行も、

車と同じ『左側通行』だったそうです。

僕が調べた範囲で例に挙げると、

その昔、日本が帯刀(たいとう)していた時代、

武士たちは、

刀を左側に携えていましたので、

人が通りを歩いていても、

刀同士が当たらないように左側通行になった、

という説から、

人の心臓が左側にあることが多いことから、

対向する相手から心臓を守ろうとする本能で、

左側通行になったという説・・

この習慣がそのまま籠、馬、車へと発展したのだと・・

どちらも物騒な感じがしますが、

本能に従った結果ということなら、

まあちょっと納得です・・

でも、ここで一つ新たな疑問が・・

じゃあ何で、いま現在、

日本以外のほとんどの国で、

車は左側じゃなく右側通行をしているのか?

これには諸説あって、

フランスのナポレオンが世界を征服しようと、

影響下にあった国々を、

歩兵戦略上の理由から右側通行にした説、

これは当時の武器が、

刀から銃器に移り変わったため、

銃の構え方から右側通行(隊列)の方が、

戦闘上有利だったからだと言われています。

やっぱり物騒です・・

さらには、

ナポレオンは左利きだったから、

側近はナポレオンの『剣の利き手』である、

左側から近づくように義務づけられた習慣が、

征服していった国々に伝わったのが右側通行の始まり、

これは、はた迷惑です・・(笑)

といったあまり根拠のない説など、、

まあいろいろあります。

ちなみに、日本と同じように、

車が左側通行をしている国って、

日本のほかイギリス、香港、

オーストラリア、ニュージーランド、

オセアニア周辺、インド、パキスタン、

南アフリカ周辺と、、

それに南米のごく一部です。

これだけを見ると、

1つ共通していることが分かりますよね。

『鉄道』を発明した、

イギリスの影響下にあった国がほとんどです。

日本で最初の鉄道(品川・新橋〜横浜)も、

イギリス式の鉄道技術が導入されています。

当時からイギリスの鉄道は、

『左側通行』だったため、

その後自動車が普及してからも、

そのままだったんでしょう説、

これが今のところ有力なんじゃないかと思います。

じゃあ右側通行の国は、やはりナポレオンか!?

となりそうですが、

これは僕の調べからの推察ですが、

そうではなく、

どうやら『船』が影響しているように思います。

ナポレオンよりもさらに古い大航海時代に、

船舶の航路は、船の構造や操作性から、

『右側航行』に取り決められたそうです。

なので、

ヨーロッパ諸国やその植民地のように、

イギリスの影響下になかった国々は、

船から発展した、

鉄道や車などといった公共乗用具の進路も、

右側通行のままで運用したんだと思います。

諸説あるので、

取りあえず自分が一番納得している説をもとに、

もっと調べていきたいと思います。

こんな風に何気ない疑問でも、

自分を納得させようと調べていくと、

いろいろと新しい発見があるもんですね〜

関谷はやと

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