向かう方向　

From：関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

２兆２７００億円！！

先日発表された、
トヨタ自動車の今年度の利益見込みです。

売上が、ではなく利益ですよ！
これにはビックリです。

トヨタ自動車というのは、
車を製造しているメーカーのことで、

僕たちが住んでいる地域にある、
『トヨタの看板』を出している所は、
メーカーとは異なり、

ディーラーとよばれ、
契約によって、トヨタ自動車が製造した、
車を販売している会社です。

ですから、トヨタ自動車の利益は、
ディーラーに卸した車両価格から、
製造にかかった費用を差し引いた、
その残りの金額のことです。

実際には、輸送費や広告費のほか、
トヨタは世界中に輸出、製造しているので、

原材料の輸入または、
完成車の輸出に伴う為替差益・・

ちょっとややこしいですが、
まあそういった要素もすべて含めての
利益なんですが、

とにかく桁外れの数字です。

『ものづくり』という見方での、
トヨタのイメージはというと、

あなたも聞いたことがあるかも知れませんが、

『乾いたぞうきんを絞る』といわれるくらい、
コストに対して厳しい、というイメージです。

これだけを聞くと、
原材料の仕入れ価格を買い叩いたり、
社員をこき使って働かせている。

というようなイメージを
持つ人がいるかも知れませんが、

実際は、
原材料そのものの仕入れ価格を
買い叩くのではなく、

流通や部品製造にかかる、
無駄なコストを洗い出して、
それを無くして価格に反映して下さい。

という方法です。

また、
製造現場で働く人にたいしても、
品質の高い車を、
より安全に、より早く、より安く作る
といったことを要求しているだけです。

このように非常にシンプルです。

でも、これだけではありません。

本当にすごいのは、
３４４，１０９名もの社員全員で、
取り組んでいるという所です。

ちょうど松山市の労働人口が
２３４，３６４人いるそうなんで、
その約１．５倍の人数です。

単純にあてはめると、
松山市がトヨタだったら、たった１年で、
１兆５１３３億円！！もの利益を生みます。

超豊かな松山市の誕生です。
アラブの産油国よりもスゴイですよ！
本当に雲にまで届いてしまいそうです。

ま、夢物語はこのくらいにして・・

会社が目指す方向と、
そこで働く人の向かう方向が、
ひとつにまとまると、

これほど大きな結果を生み出すことができる。

ということです。

実際にトヨタ自動車は、
毎年のようにこのような決算を
発表しているのですから・・

こういった企業の良い取組をマネして、
三栄自動車も成長したいと思います。

関谷はやと

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