貴重な液体 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

「飲むときは必ず底を見て下さいね」

さてこれは、どんな飲み物でしょうか?

僕が7〜8年前に、
仕事で中国に行ったとき、
向こうの取引先の通訳の人から教えてもらった、

『ミネラルウォーターで騙されない方法』

だったんです・・

どういう事かというと、

当時、中国では世界中から、
いろんな製品の生産を請負っていたこともあって、
経済も急速に発展していて、

そのため、燃料や原材料に使うための、
石油資源の確保に躍起になっていました。

その一つして、
石油製品である空のペットボトルを、
買い取ってくれる業者さんがいました。

現在はどうか知りませんが、

ごみのポイ捨て問題も、
ことペットボトルに関しては没問題(問題なし)でした。

誰かが捨てても、
すぐに誰かが拾ってくれますので、

たしかに、、
空のペットボトルが転がっていた記憶はないですね・・

ところが、

良くないことを思いつく人はどこにでも居て、

空のペットボトルを、
わずかの金額で買い取ってもらうだけじゃ飽き足らず、

集めたペットボトルの中に、
水を入れたら、もっと高く買ってもらえる。

そう気付いて、行動に移す人が現れ始めたんです・・

さてどうするのか・・・?

空いたペットボトルに

新しいキャップを付け替えた後、

底に小さな穴をあけます。

そしてミネラルウォーターじゃなく、

どこかその辺の『おいしい水!?』

もとい、、

『あやしい水』を入れた後、

先ほどの穴を熱で溶かして塞ぎます。

これで、中国産エビアンの完成です。

確かに中国の都市部では、
飲料水の確保が切実な問題となっていましたので、

こんなことを思いつく人が現れても、
不思議じゃありませんね。

ちなみに、
現地工場生産のコカ・コーラ600ml入りは、
便利店(コンビニ)で約15元(240円)でした。

本場フランスから輸入されている、
ミネラルウォーターのエビアン(本物)だと、
たしか60元(960円)はしてたはず・・

スーパーに行けば、
もっと安く買うことができますが、

これを半額で売ったとしても、
なにせ元値はタダ同然ですから、

偽物が出回るのもうなずけましたね・・

さすがに今じゃ、
こんなことをする人はいないと思いますが・・

そんなわけで、

ペットボトルを開ける前に、
底に加工跡がないかを、いちいち確認するという、

変な習慣が必要な中国でした(笑)

ところで、
当時の中国のような、特に発展途上の国では、
自国の産業を保護するという政策から、

さっきのエビアンのような輸入品には、
高額な関税がかけられています。

それ以外の飲み物で印象深かったのが、

お酒とコーヒーです。

もちろんコーヒーの方が超割高です。

ショッピングセンターにある、
フードコートのような場所でコーヒーを飲んだ時、

そういう場所だと、
日本なら一杯が200円そこそこですよね。

ところが、一杯が50元(800円)とか、
ちょっと小洒落たお店だと120元!!(1920円)

まるで、ぼったくり・バーです・・

それまでコーヒーという飲み物は、

一部の人しか口にできない飲み物だったそうで、
お酒やお茶に代わる新しい飲み物として、

中国国内に一気に広がってしまえば、
それまでの産業・消費構造が急激に変わってしまいます。

そういう事情もあって、
コーヒーという飲み物については、
高い関税プラス便乗値上げも手伝って、

中国という国全体が、
ぼったくり・バー化してたんですね・・

「そんな高価なもの、飲まんかったらええがね」と、
そう言いたくなるでしょうが、

ペットボトルでさえ、こんな調子なんで、

お腹をこわさないようにするには、

コーヒーのように、
熱を通した飲み物を飲むのがベターなのかなと、

そう思って取った行動です・・

いま日本では、コンビニに行けば、
100円でおいしいコーヒーを飲むことができます。

日本にしか住んでいなければ、

ずっと気づくことがないかも知れませんが、

日本のおいしい水と、100円のコーヒーって、
世界に誇れる貴重な液体だったんですね。

こんなすばらしい国は、他にないと思いますよ。

関谷はやと

PS.このメルマガ内で出ていた為替レートは、
当時のものでしたが、調べてみたところ、
現在も、たまたま当時と同じレートのようです。

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貴重な液体  への1件のフィードバック

  1. 白戸 のコメント:

    おいしい水とおいしいコーヒー、その通りですね。

    などと思いながら、思わず「おいしい水」のメロディーを口ずさんでいました。
    ボサノヴァのスタンダードナンバーです。
    おいしい水とは渇望している愛を満たすものだとか。

    人によっては渇きを満たす水、お酒のことだったりして・・・。余談でした。

    ボサノヴァは1950年代にブラジルで生まれ、今では世界中でお馴染みの音楽になりました。
    最も有名なのはアストラッド・ジルベルトの「イパネマの娘」でしょうか。

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