スーパー・キャパシタ 

From:関谷はやと

前回のメルマガでは、
イタリアの高級スポーツカーメーカー
ランボルギーニが、

このたび発表したHV車には、
モーター用バッテリーの代わりに
『スーパー・キャパシタ』と呼ばれる装置を
量産車で世界初搭載した
というお話しをしました。

そこで今回は、
そもそも
『スーパー・キャパシタ』って何なん?
についてお話ししたいと思います。

知っての通り、
EV(電気自動車)やHV車には、
モーターを動かせるために
大容量のバッテリーが搭載されています。

ちなみにこのバッテリー、

身近なものでいうと、
コードレスの家電製品や
パソコンに使われてる『電池』と
ほぼ同じ役割のものです。

あっ、スマートフォンにも
バッテリーが入ってましたね・・

ところが、大きく異なるのは
このバッテリーから取り出す電気で、
重量が1トンとか2トンもある車を

数百キロの距離を走らせる訳ですから、

バッテリーの大きさや重さも、
家電製品やパソコンの比じゃなく、
HV車だと数十kg、
EVに至っては数百kgとなり、

電気そのものには、
ほとんど重さがないのに、

電気を発生させたり、
溜めるためだけに、

常にこの重さのバッテリーが
車に搭載しておかなくちゃいけません。

なので、考えようによっちゃ、

いくら車を走らせるためとはいえ、
EVのバッテリーというのは

エンジン車と比べて重量的には、
かなり不利となり、

もし、
より高出力なEVにしようとすると、

バッテリーの重さをカバーするために、
さらにバッテリーを大きくしなくちゃいけない、
という無限に陥ることになります・・

そこで求められたのが、
一時的であれば
大容量の電気を溜めることができ、
なおかつ、その電気を
瞬間的に取り出すことが可能な、
『キャパシタ』と呼ばれる装置でした。

ただ、
EV用のバッテリーと比べると、
持久力っていうんですか・・

キャパシタの方は、一定量の電気を
長時間じわじわと出し続けるのには
素材の特性上、無理があるんですね〜

なので、今の段階では、
停止状態から
時速100キロまで達するのに
何秒縮められるか、というような、
瞬間的に大容量を必要とする
スポーツカーに向いています。

しかも、
前回のメルマガでもお話ししましたが、
重さはバッテリーの3分の1程なので、
重量的にはとてもメリットがあるんですね〜

という訳で、
EV用バッテリーの可能性というのは、
まだまだ広がり始めたばかりなんです。

関谷はやと

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