コンセプトカー その2 

From:関谷はやと

前回からの続きです。

前回のメルマガでは、
ちょうどいまドイツで開催中の
『フランクフルト・モーターショー』に
出展されている

各自動車メーカーの
コンセプトカーを見た僕が、
『いいデザインだなあ』と思った理由の中に、

ヨーロッパでは、もともと
椅子を使った生活スタイルが中心なので、
その点でいくと、
シート(椅子)に座る乗り物である
車のデザインについても、
取っつき易いというか、ごく自然な感覚で
デザインできるんだろうと・・

もう一つは
日本とか和物(わもの)とか、
もともと東洋にあるようなものから
『考え方』や『精神』といった、
観念的な部分に
影響を受けているからじゃないか、
という所までお話ししました。

そこで今回は、
ちょっと観念的かも知れませんが、
ヨーロッパ車メーカーのコンセプトカーを見て、
何から
『日本』を感じたのかについてお話しします。

ただ、あくまで
僕個人が受けた印象のレベルなので、
絶対にそうだとは言い切れませんよ。

まず一番最初に受けた印象は、
『シンプル』これに尽きます。

とはいっても、
『余計な飾りがない』とか、
『計算されつくした上での』といった
無機質な感じじゃなく、

たしかに突起や装置類を
極力省いたデザインなんですけど、
どっちかというと、
仮にコンセプトカーと同じ車に乗った人が
どうすれば一番心地よく乗れるか?

といった感覚的な部分を
例えば、
前後の重量バランスがこうだから、
ここにバッテリーを配置しよう・・
みたいな
『計算から』デザインするんじゃなくて、

車に乗る人が、
どうすれば乗りやすいか?を

それを真っ先に考えてデザインした、
みたいな感じです。

一見『計算から』と似てるようですけど、
実際にはもっと深い部分の、
『乗る人のことを考えて』が、
デザインの中心にあります。

でもこれって、よく考えたら、

日本が最も得意とする
『もてなす』とか『気持ちを汲み取る』
みたいな、
目に見えない観念的な部分ですけど、

とても大切にしてることですよね。

なので、
一見するとツルンとしたイメージがする
コンセプトカーなんですが、

そこにある種、僕たちが大切にしてる
『人間味』みたいなのが感じられて、
とうとうEV(電気自動車)も、
ここまで身近な乗り物になったのか・・

そう思わせるのに、
十分なコンセプトカーに仕上がってました。

こりゃあ、今秋開催の
東京モーターショーに出展する
日本車メーカーは、

相当頑張ったコンセプトカーに仕上げないと、
ヨーロッパ車メーカーに
先を越されてしまうかも知れないぞと。

そう思うと期待が膨らんで・・
どんな車が見られるのか、
今からものすごく楽しみにしています!

関谷はやと

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