営業車両メンテナンス、生の声 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

車のような工業製品についていえば、

特に動く部分や、
他のものと接する部分などは、
絶対に摩耗・劣化するため、

程度の差こそあれ、
必ずメンテナンスをしなくちゃいけません。

というのも、
動かずじっとしてる『建物』ですら、
直射日光や風雨にさらされて傷むため、
定期的なメンテナンスが必要なんで、
動く部分となると、なおさらです。

ところで、

車のメンテナンスの1つに、
大手(全国規模)のリース会社から、
メンテナンス部分だけを請け負う

『法人向け営業車両のメンテナンス』

という仕事があって、
少しの台数だけですが、
三栄自動車でもやっています。

ちなみに、
全国に拠点があるような
法人(企業)の営業車両って、
車両購入コストや管理の手間を省くため、

車に関する業務をリース会社に
『アウトソーシング』することで、

自分たちは
『乗るだけ』のような形態にして、
車を使ってる場合がほとんどです。

まあ、
ある程度まとまった台数の車を使っていれば、
『スケールメリット』を活かして、
営業車両に『乗るだけ』の費用だって、
安く抑えることができますからね・・

ところが、、

この20年くらい前からでしょうか・・
どのリース会社も、いま言った
『スケールメリット』にこだわるあまり、

『価格を下げること』だけで、
競争してきた節があって、

その影響が、
僕たちのようなメンテナンス工場に、
『ダンピング(安請け負い)』を
強いるような形で表われていました。

もちろん僕は、
そんな状況じゃ、この先『消耗戦』となって、
結局誰の得にもならないだろうな〜
ということは分かってましたので、

大手リース会社からの、
メンテナンスを請け負うことには、
あまり積極的じゃなかったんですね。

それよりも、
あなたと直接関われるようにした方が、

同じメンテナンスをやってても、
『面白い』ですし、
何より『収益性』だって違います。

じゃあ何で、
よそのメンテナンス工場は、
そんな『歩の悪いメンテナンス』を
引き受けてたのかというと、、

それは、
『コストをかけなくても仕事が入る』
という理由からです。

たしかに、
それほど営業コストをかけられない所が、
大手リース会社からメンテナンスを請け負い、
それさえやってれば収益になるなら、

そっちを選びたくなるのも、
止むを得ませんよね・・

なので過去には、
『そんな金額で採算が出るのか!?』
みたいなケースでも請け負う
メンテナンス工場がいたことも事実です・・

ところが、
現在の法人向け営業車両のリース市場は、
さらなる『値下げ合戦』や『消耗戦』へと突入し、

その反動として、
ただでさえメカニックが不足する中、
『もう続けられない』という、
メンテナンス工場が続出し始めました。

まあ『安売り合戦』や、
『安請け負い』してきたツケが、
今になって表面化してきた、
ということでしょう・・

そんな訳で、この最近、
色んなリース会社から、

『ウチの車のメンテナンスを
引き受けてもらえないか?』

という依頼が増えてきてるんですけど、

あまり巻き込まれたくないんで、

『ゴメンナサイ(できません)』
と答えています・・

そりゃあそうです!

この現象は、
他の同業者に聞いても、
同じことを話してるんで、
間違いなく全国的にそうなってるはず。

ただこの先、

全国のあちこちで、
営業車両の『メンテナンス難民』が、
あふれてくると、、

色んな場所で故障や事故が
多発することも考えられるので、

それは放っておけないな、とも・・

という訳で、
いま営業車両のメンテナンスは、

何とも悩ましい状況になってるんです。

関谷はやと

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