制震ダンパー　

From：関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

自動車業界向けの日刊紙に、

自動車用タイヤを作っている、
国内工業ゴムメーカーが
『制震ダンパー』と呼ばれる製品を開発し、

その制震ダンパーが、

２年前の熊本地震で被災した、

熊本城天守閣の
耐震改修工事用部品に採用された、

というニュースが載っていました。

この『制震ダンパー』という製品は、
一般の住宅にも採用されていて、

テレビＣＭでも放映されているんで、

どんなものか、
見たことがある人もいると思います。

つい最近も、
ウチのお客様で熊本城を訪れた方がいて、
その方の話によると、

元の天守閣に戻るまでには、
まだまだ時間がかるでしょうね・・

とのことなんで、
１日も早い再建が望まれます・・

ところで、
熊本城について調べてみると、

今から１５０年ほど前に消失したものを、
１９６０年代に復元したのが、
現在の天守閣だそうですが、、

元々は、
築４００年以上も経っている、
とても古い木造建築物なんですね〜

しかし、築４００年って・・

築城に携わった人たちの技術力と、

そこまで持たせるための材料を揃えた、
当時の財政力が、
どれほどのものだったか・・

そのスケールを想像するだけで、

現代をはるかに凌いでたんだなあと、
改めて思います。

まあ、現在の日本も世界から見れば、
一応はお金持ちだと言われてますが、

それでも、熊本城と同じように、

現代の技術力と財政力でもって、

４００年も持つ建物を作れって言われたら、

まあ技術力の方なら、

何とかなるかも知れませんが、

でも、

それを実現させる財政力の方はというと・・

果たして、
そんなにお金があるのかなあ？

なのに・・

きっと、当時の人たちって、

今の僕たちに向けて、

自分たちが建てたものを残しながらも、

それを越えるくらいに、
さらに発展してくれるだろうと・・

ある側面、そういう、
『未来への期待』を込めてたはずです。

だからこそ、

日本には、熊本城に限らず、

何百年、ものによっては、
千年以上経っても当時の姿ままで、

たくさんの木造建築物が残ってるんだと思います。

なんだか昔の人たちから、
『しっかりせいよ！』って、

活を入れられてるような感じですね〜

ハイ、もちろん頑張りますよ！(笑)

関谷はやと

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