人間味あふれるエンジン 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

車を動かせるために必要な『エンジン』ですが、

今では、

エンジンにモーターの動力を加えた、
『ハイブリッド・カー(HV)』のほか、
モーターだけしか搭載していない車
『電気自動車(EV)』も登場しましたが、

やはり、まだまだ主流は『エンジン』です。

しかし、このエンジンが不調になると、
もちろんですが車は動かなくなるか、
仮に動いたとしても、
本来の調子では走れなくなります。

この辺りは人の身体と似てる感じがしますね・・

ところで、もし、
あなたの車の『エンジンが不調』になったとしたら・・

そうなると、僕たちメカニックの出番なので、

あなたにしてみれば、
『はて・・原因は何やろう?』となりますよね。

故障なのか、操作上のトラブルなのか?
見極めるために症状を確認したのち、
診断を進めていくんですが、

この辺りもお医者さんのやり方と似ています。

そうやってエンジンの不調を直していくんですが、
多分、はた目に見てる分には、
相当難しいことをやってるように思えるんじゃないかと・・

しかし・・僕たちメカニックって実は、
たった3つの『あること』を診るだけで、

ほとんどのエンジン不調を直すことができるんです!

しかも、その『あること』というのは、
メカニックになるための一番最初の段階で、
『基本』として学ぶことなんです・・

それが『良い混合気』『良い圧縮』『良い火花』
と呼ばれる3つの要素です。

ここでガソリン車を例に、エンジンの作動を説明すると、

まずガソリン(燃料)を燃やすためには空気と火が必要です。
そこで、あらかじめ、
ガソリンと空気を混ぜておく(混合気にする)ことで、
より燃えやすい状態にします。

それをエンジン内部でさらに『圧縮』すると、
混合気が燃えた時の『爆発力』が強くなり、

その爆発力のおかげで
エンジンが早く・力強く回転します。

ただ、そのためには、
混合気が一番効率良く燃える時に
『火花』を点けてあげなければいけません。

ちなみにエンジンというのは、
この動作を1分間で数百〜5000回ほど繰り返しています。

そうやって、、
わずか660cc〜3000cc程度の排気量で、
重さ1トンとか2トンほどの車を、
時速100キロ近いスピードで走らせています。

500ccのペットボトルに換算すると、
1〜6本分という小さな空間の中で、
このような『現象』を作り出すためには、
全てがバランス良く作用し合わなければ成り立ちません。

なので、
『混合気』『圧縮』『火花』の前に、

『良い』が要るんですね〜

でも、たったこれだけのシンプルな現象のために、

人々は100年もの間、
その技術を追い続けて来たというのは、

エンジンというものが、
それほど奥深く、魅力があるからなんだと思います。

しかし、
その魅力に取りつかれたせいで、
エンジンの仕組みが、
どんどんと複雑でデリケートになって、

僕たちメカニックを悩ませているというのも、
これまた皮肉な話です。

そう考えると、
何だかエンジンに関するすべてのことって、
人の世界に似ていると思いませんか?(笑)

関谷はやと

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