違うことの大切さが分かった! 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

今朝のインターネットニュースに、

1969年にイタリアで製造された、
『フェラーリ』が、

様々なユーザーを巡り巡って、

日本国内のとある車庫で発見され、

この9月9日イタリアで開催される

オークションに出品されるそうです・・

とまあ、

ここまでの話なら、

またお金持ちの車マニアが乗っていた車を、

オークションに出すのか・・みたいな感じで、

割とありがちな話ですよね。

しかも情報が発達した今の時代なら、

それほど驚いたもんじゃありません・・

しかし、そのフェラーリが、

『世界に1台しかない車』となると、

がぜん前のめりになる人も多くなります。

もちろん僕もその1人です(笑)

その記事によると、

50年近く前の車なのに、

ボディーの材質は全てアルミ製・・

ちなみに今の市販車は鉄がメインです。

違いはズバリ『車両重量』で、

もちろんアルミの方が軽量です。

すると、
同じエンジンでも速く走れます。

でもアルミって、当時は高価な材料で、

しかも強度を出すための加工も、

鉄と比べて比較にならないくらい

難易度が高いんです。

それでも、

アルミ製のボディに挑戦するあたりは、

『さすがフェラーリ』だと思います。

記事の中の写真で見たフェラーリは、

1980年を境に乗られた様子がなく、

埃をかぶったまま、
ずっと車庫の中で眠っていたようです。

ということは、

製造されてから11年しか乗られていないので、

ただ古いというだけで、

コンディションは抜群のはず・・

そのため専門家の見立てによれば、

このフェラーリの落札価格は、
1億8千万円から2億2千万円、

それから、
『再生=レストア』にかかる費用を考えると、
さらに膨大な金額になるんじゃないか、

とのこと・・

こういった現象は、

フェラーリが、創業以来一貫して、

『超高級スポーツカー』を造り続けている姿に、

世界中の人々から、

熱狂的な支持を得ているからこそ、

初めて成り立っているんですよね〜

ただフェラーリは、

そのため過去に何度も資金難にも陥り、

経営権を他の自動車メーカーに譲るなど、

様々な境遇を経て、
現在のフェラーリがあります。

こういった事実を見ていると、

フェラーリのように、

『造りたい車』を造り続けるためなら、

誰が経営しようが、そんなの一向に構わない。

といったスタイルの企業と、

トヨタのように、

『経営を続ける』ために、

ユーザーの好みや流行に合わせて、
車造りをするスタイルの企業とでは、

大きな違いがあるんだと・・

しかし、

実際にはどっちも大切なことで、

最近では、

こうしたスタイルのことを、

ヒトの細胞に見立てて、

『企業のDNA』などと表現されています。

つまり『目的は何だ』というのが、

ビジネスには一番重要なんですね。

でないと、

フェラーリがトヨタのように、

『大量生産』に踏み切れば、

一時的には『ボロ儲け』するかも知れませんが、

でももし、そんなことをしたら、

『フェラーリ』そのものの価値が下がって、

そのうち消えて無くなるでしょう・・

また、その反対にトヨタが、

『超高級スポーツカー』を造ったとしても、

フェラーリと同じように、

世界中の人々から熱狂的な支持を得るまでには、

時間とお金がかかり過ぎて、

とても非効率な経営になるでしょう。

そうなると、

もはやトヨタじゃありません。

やはり違いは違いで認識した上で、

その違いに沿って経営をするというのが、

企業にとっては大切なんです。

ただ、それにしてもフェラーリって、

製造されてから50年も経ってるのに、

価値が10倍以上にもなる車を造るなんて・・

トヨタのように大量生産が得意なのとは、

また違う凄さのある企業だと思いますね。

関谷はやと

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